コーヒーの精製方式 アナエロビック

コーヒーの味わいに影響する「コーヒーの精製方式」。皆さんはどのような精製方式があり、いつも味わっているコーヒーがどの精製方式によるものかをチェックされたことはありますか?

 

今回は、最近注目されている新しい製法「アナエロビック」についてお届けします。

2023年 Nagiの毎月のお楽しみMonthlyコーヒー!10月のエチオピアのアナエロビックを例にお伝えします。

 

■コーヒーの精製方式:アナエロビック

正式名 アナエロビック・ファーメンテ―ション

参考)精製とは…コーヒーの種子を包み込んでいる果肉などを取り除き、コーヒー種子(豆)を乾燥させること。ナチュラル・ウォッシュド・パルプドナチュラルなど☚こちらは好気性発酵=酸素に触れることで活性化する微生物の働きで発酵)

エチオピア ゲシャ・カルマチ農園の細やかな生産処理の紹介

❶収穫は適正な熟度・色味に沿ってセレクトピッキング、収穫後にも再選別を行う事でより均一な熟度に揃えられます。

❷その後、ベンチ・マジ・ウォッシングステーションに運ばれ、水を入れたタンクに投入し比重の軽いチェリー・フローターや不純物が取り除かれます。
❸アナエロビック・ナチュラルにおいては、その後、乾燥目的とは別にフローター除去後の水を切る目的から短時間アフリカンベッドで乾かし、

❹その後嫌気性発酵のプロセスに進みます。嫌気性発酵は、バルブのついたビニール袋(布団圧縮袋のような袋)にチェリーを投入し、酸素を脱気した状態にして、ウォッシングステーション内の保管庫で嫌気性発酵を行います。昼夜の発酵具合と温度に注意しながら、内部に発生したガスを定期的に抜いて、3日~7日かけて行っていきます。

❺豆のpH値と色味、香りを確認しながら最終的な判断をし、完了したらアフリカンベッドで乾燥工程に移ります。

アフリカンベッドは、一般的な天日のアフリカンベッドだけでなく、屋根を付けた日陰のアフリカンベッドのエリアも用意されており、乾燥の状況や目的にあわせて併用し、20日~30日かけてゆっくりと水分値が整えられ、仕上げられます。

仕上がったコーヒー生豆は、他の精製方式のコーヒー生豆とは異なる香りを放ちます。(コーヒー豆によっては、ナチュラルに近く感じるものもあります)

コーヒーの豆の色合いは、黄色みを帯びています。

焙煎は特徴ある酸味を生かすために中煎りまでがおススメです。

日頃味わっているコーヒーは、ウォッシュドが多く、ナチュラルに代表されるものはブラジルなどがあります。

まだ、アナエロビックを味わったことのない方は、ぜひお試しください。

コーヒー生豆と焙煎豆を販売しています。(焙煎豆の場合は+焙煎料)

 

2023年10月のMonthlyコーヒー【エチオピア ベンチ・マジG-1 アナエロビック】の詳細は、こちら↓(数量限定!)

https://nagilife.jp/cofe/exclusive/%e3%82%a8%e3%83%81%e3%82%aa%e3%83%94%e3%82%a2%e3%80%80%e3%82%a2%e3%83%8a%e3%82%a8%e3%83%ad%e3%83%93%e3%83%83%e3%82%af%e3%80%80%ef%bd%9c%e3%80%80%e3%82%a8%e3%83%81%e3%82%aa%e3%83%94%e3%82%a2%e7%94%a3/